絵(イラスト)を上手くなる為に専門学校へと進学したオタクのお話
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はじめまして、「ことのは」と申します。
自分がこれまで経験したことや思ったことをなにかしら形として残しておきたいと思ったのでこのご時世にブログというのを始めてみました。
タイトルの通り、この記事は「絵(イラスト)を上手くなる為に専門学校に行った」オタクのその後を綴った内容になります。
あまり他人に話をしてこなかった内容ですが、自分の中で何か吹っ切れた(おそらくネタとして話せるようになった)ので記事にしたいと思います。
入学への経緯から、入学して実感したこと、その後の現在に至るまでを綴りたいと思います。
入学するまでの経緯
「萌え絵(可愛い女の子)が描けるようになりたい」と思うようになったのは高校1年の終わり、2011年1月頃だったかと思います。
当時の僕は、中学から2年から丸々3年間、オンラインゲームに熱中し、ネトゲ廃人のような生活を送っていました。
毎日朝の4~5時までゲームをやって2時間ほど睡眠を取ってから学校に行く。
学校ではほとんどの授業を寝て過ごしていました。
「いつまでもこんな生活が続くんだろうな」とも思っていた時期もありましたが高校1年も終わりに近づいてくると周りの中の良い友人がバイトを始めたり、成績でどんどん差が出始めてきたりで、僕の中にようやく焦りというのが出てくるようになりました。
焦りと将来への不安から、2011年1月一杯を以って、約3年間没頭したオンラインゲームと別れを告げることにしました。
「将来なにをやりたいか?」を漠然と考えた時、「どうせなら、自分の好きなこと、興味のあることを仕事にしたい、人と違う事がしたい」と思い、「エロゲーの原画師」になりたいと思うようになりました。
中学の頃からネトゲに加えて、「アニメ・エロゲー」という根っからのオタク趣味でしたのでその影響が強かったですね。
ここで僕は大きな失敗をします。
「絵(イラスト)を上手くなる為には、絵(イラスト)を描かなくちゃいけない」というのは当たり前ですが当時の僕は
「絵(イラスト)を上手くなる為には、まずそういう事を専門的に勉強できる大学or専門学校に行かなくちゃいけない」という斜め上の思考回路で進みはじめてしまったのです。 ※まともに絵(イラスト)なんて描いた事もない、ましてや絵(イラスト)を描くことが別に好きなわけでもないのにです。
ただ、進学するにあたって当然、お金が必要になってきます。
色んな大学や専門の資料を取り寄せてみると、大体どの学校も年間100万ほどの学費が必要となり、とてもじゃないですが親に「可愛い女の子を描けるようになりたいから専門学校に進学させてください」と言う勇気は僕にはありませんでした。
実際に父からは「高校卒業後の進学にあたって金銭面では一切、面倒をみない」と言われていたので親に頼るというのは選択肢にはありませんでした。
そんな僕が取った次の行動が、「お金がないなら自分で稼げばいい」という考えから始めたアルバイトです。
後々の話になりますが当時、「奨学金」という制度の存在すら知りませんでした。
知っていたらまた違った道になっていたかもしれませんね。
ですが、「バイト」というのには少し抵抗感がありました。
ネトゲ廃人だった高1の9月頃、親の紹介でスーパーのレジをやったことがあったのですが、堪え性のない僕はレジ打ちのバイトを3日で辞めてしまいました。
再度、バイトを始めるにあたって外せない条件が
- 極力お客さんの対面に立たないバイト※いわゆるレジ以外のバイト
でした。
親の勧めもあり今度は「スーパーの青果(野菜を切ったり、陳列したりする)」のバイトを始めることにしました。
そのバイトの面接の日が2011/3/11(東北地方太平洋沖地震)だったのは今でも覚えております。
「専門学校の学費をバイトで貯める」という目標にあたって、当時試算していたエクセルファイルのキャプチャと実際のその頃のバイト代が振り込まれていた通帳の画像も掲載いたします。
ちなみに僕が通った専門学校は2年制ですので教材費などを含めるとトータルで230万円ぐらいだと思います。
エクセル表を見ていただければ分かると思うのですが後々、奨学金を借りることになります。
バイトの稼働日数としては1日5h×週5日出勤 時給は当時642円ぐらいでしたので642円×5h×20日=64,200円ぐらい ほとんどを貯金に充てていました。
今まで、朝までゲームをやっていたオタクが
- 7:00 起床
- 9:00~16:20 高校
- 16:45~21:45 バイト
- 22:00~25:00 風呂・飯・自由時間
- 25:00 就寝
急にこんな規則正しい生活を送りはじめたのですから最初の半年はとてもしんどくて泣きそうになっていました。※業務内容を覚えるのも大変だった…
ちなみにバイトを始めた事は中の良い友人達にも2年間ずっと隠し続けていました。
「願い事は口にすると叶わなくなりそう」とかいうよく分からない考えからです。
※卒業式の日にバイトをこっそり2年間続けていた事は仲の良い友人達にも打ち明けたのですが、2年間分の通帳の写真を見せてやっと信じて貰いました。
毎日、帰りのホームルームが終わると同時にダッシュで帰っていたので 友人達は、
「ことのは君いつも家帰るの早いけど、なにやってるんだろう・・?筋トレじゃね?w」などと噂されていたのも後になって知りました。
エクセルの試算表を作った時は、学費を全てバイト代で補うつもりでしたが、原付を買ったり、iPhoneに機種変更したりなどで全てが想定通りにお金を貯める事はできませんでした。
ですので高校3年の頃に日本学生支援機構の第2種奨学金(月々8万×12カ月)でトータル96万円を借り、貯金と合算してそのお金で専門学校へ進学いたしました。
※社会人の今では奨学金の返済が既に始まっております。(早く返したい)
専門学校入学後
専門学校は県内のデザイン系の専門学校に進学しました。
ホントは東京にあるイラストメインの専門学校に進学したかったのですが、県外に行くことは親に猛反対されて、泣く泣く県内の専門学校に進学する形となりました。
(ちなみに僕は「沖縄県」在住です)
すこし話が脱線しますが、僕という人間はいつも形から入ってしまう傾向にあります。
絵をまともに描いたこともないのにどういうわけか「まずは道具から揃えておくか」というまたまた斜め上の思考から絵(イラスト)の教本やペンタブを先に揃えるというまたまた大きな失敗を起こしております。
以下、買うだけで保管された資料達。(ペンタブはosu!という音ゲーで使ってました。)
絵の専門学校に行って後悔した日々
そして、入学後、授業が本格的に始まりました。
その時初めて僕は「絵(イラスト)を描くことの難しさ」に直面することになります。(遅すぎますね。)
クラスの全員が「絵(イラスト)が抜群にうまい」というわけではありませんでしたが、入学時点で埋められない差を感じさせるような画力を持っている人達は既に何名か居ました。
そして僕はようやく悟ることになります。「あぁ、この人たちと肩を並べて、絵で食べていくのはとてつもない試練だ。。」という事に。
自分の性格は自分が一番良く知っているつもりですが、僕という人間は俗に言う「理想的現実主義者」という人間なのです。追い求める理想は遥か上だが実際には安全な橋渡りしかできない。
もちろん、多額の学費を支払ったので絵へのチャレンジはしました。
狂ったかのように当時ハマっていたラブライブの「絢瀬絵里」の模写をしていた時期です↓
イラストを学ぶ専門学校はおすすめできるか?
「イラストで食べていくのは無理だ・・」と早い段階で悟った僕は早めにシフトチェンジを行い、専門学校在学中は「web制作」の勉強に力を注いで、卒業後は「webデザイナー」として無事、就職することができました。
専門学校を卒業して働き始めると、中学・高校の頃の友達とたまに飲みにいったりする機会もあります。
僕がオタク気質ということもあり、飲みに行く友達も「ゲームプログラマー」や「3DCGデザイナー」といったIT系の職に就いている友達がとても多いです。
中には「超大手のゲーム会社」で「イラストレーター」として仕事をしている友達も居ます。
その友達は高校生時代から趣味でイラストを描き続けていて、高校卒業後は東京にあるアミューズメントメディア総合学院の「キャラクターデザイン科」に進学しました。
以前、イラストレーターの友達が沖縄に帰省していた際に、アミューズメントメディア総合学院の話を聞いてみたのですが、「進学してよかった!」と言っていたのが頭に残っています。
元々イラストが上手だった彼は専門学校在学中からイラストの仕事をちょくちょく受けていました。
というのも、アミューズメントメディア総合学院には在学中から学生でもイラストの仕事ができるようなバックアップ体制がきちんと整っています。
学校側で「AMG出版」というオリジナルレーベルを持っているので、 学生でもしっかりとイラストの実力を身につければ在学中から、書籍やグッズのイラストに携わることができるのです!
また、アミューズメントメディア総合学院は「早期出願制度」を活用することによって 入学金を「10万円」安くすることも可能となっています。
2022年5月31日までが「入学金10万円免除」となる「早期出願」のエントリー期間です。 「キャラクターデザイン科」は人気の高い学科なので期間よりも早く、定員数に達してしまうこともあります。 「入学を考えているなら早めに願書を出して学費免除を狙った方が良い」でしょう。